弊社の欧州拠点は本社や他の拠点と比べて休日が非常に多い。
3月、4月、5月にそれぞれ５連休があり、夏休みは3週間、冬休みは2週間と大盤振る舞いだ。
本社にもこのくらいやってほしいところだ。
欧州に駐在していて悩むのが、どれだけ遊びにお金をつかうか、という点だ。
せっかく駐在しているのだから入金力がブーストしている間に最大限にキャッシュを積み上げたい。
その一方で、せっかく欧州に住んでいるのだから最大限に遊びを楽しみたい、という願望もある。
難しい。
実際のところ、駐在員の同僚の話を聞いていると、家族のケアとして外食や旅行にお金を使っている人が多いようで、ほとんどの私の駐在員同僚が貯金すらできていない、という状況とのことだ。
もちろん、彼らもある程度フェイクは入れているかもしれないので参考までにしておいてほしい。
私たち家族がどうしているかというと、夫婦揃って外食で喜びを感じるタイプではないので、外食は基本的にしない。
余計なものも買わないようにしている。
その代わり、唯一の娯楽としている旅行については力を入れていて、できる限りいろいろな場所に行くようにしている。
目的はいろいろな場所を訪ねることなので、ホテルは比較的安価なところを選ぶし、炊飯器やコンロを持参して食事は自炊して費用を極限まで抑えている。
その代わりに旅行中の経験はできる限りやる、というスタイルだ。
欧州はとくに外食のコストが圧倒的に高い。
夫婦2人でディナーをすると、ちょっとした店でも最低60EUROほどになる。
今の為替だと約1万円だ。
一方、自炊をすると10EURO以内に収まる。
昼もおにぎりを作って済ませることが多いので、食費についてはかなり抑えることができている。
今年の目標としては、旅行に関連する支出を10,000EUROまでに抑えることが目標だ。
日本円にすると160万円ほどなので、かなり多めに見えるが、休みが多いのと欧州の物価を考えると、節約しないと簡単にオーバーしそうなのが恐ろしい。
経験と節約はトレードオフではない。
実際、この1年でイタリア国内の有名どころはほぼ全て回れたし、欧州各国もそれなりに回れている。
その一方で積み上げたキャッシュとしては400万ほどにはなった。
赴任1年目としてはよくやれた方だと私自身としては感じている。
2年目の今年はさらに計画的にやれるはずなので、経験も資産形成も両方取りすべく、日々邁進していく。
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